一関・平泉

ゾウ、ラオス帰国へ 岩手サファリパーク・藤沢 あすから来月28日まで感謝祭【一関】

芸達者ぶりで人気を呼んでいる岩手サファリパークのゾウ(資料)。被災地に笑顔を届ける復興支援の任務を果たし、3月にラオスへ帰る
復興支援の任務果たし

 東日本大震災で被災した人々を励まそうと、ラオスから一関市藤沢町の岩手サファリパーク(菅野伸夫支配人)へやって来たゾウが3月に帰国することになり、19日から同園で「ゾウ感謝祭」が開かれる。2月28日までの期間中はゾウの背に乗る「ゾウライド」を半額で体験できるほか、土日・祝日はさまざまなアトラクションが催される。

 このゾウはラオス政府の協力の下、復興支援の任務を担うとともに、2015年のラオスと日本の国交樹立60周年を記念して、12年秋にやって来た。例年この期間は同園系列の那須サファリパーク(栃木県那須町)に輸送されて越冬しているが、帰国まで残り少なくなったことから、今冬は本県で過ごしている。

 祭り期間中はゾウライドが半額の1組(子供含む3人まで)1000円となる。また、土日・祝日はアトラクションとして「ゾウさんのパフォーマンスショー」が午前11時45分と午後2時15分から、「ゾウ使い体験」が午前11時から、ラオスの民族衣装を着てゾウと記念写真に納まる「ラオス衣装で撮影会」が午前10時30分から午後5時まで催される。

 現在飼育されているゾウは雌2頭で、名前はブンミーとカンピアン。ラオスから同伴したマフーと呼ばれるゾウ使いの男性らと一緒にパフォーマンスショーに出演し、バスケットボールやフラフープ、楽器の演奏などを上手にこなし、来園者を楽しませている。

 菅野支配人は「これまで世話になった皆さんに、もう一度乗ってほしいと半額にした。間もなくいなくなってしまうので、ぜひ会いに来てほしい」と話している。

 来月28日までは「北東北+宮城 感謝祭」も併催され、岩手と青森、秋田、宮城4県の在住者に限り入場料が半額となっている。期間中の水曜日は定休。ゾウライドは1日200組限定で、天候やゾウの体調により変更、中止となる場合がある。

 問い合わせは同サファリパーク=0191(63)5660=まで。

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