一関・平泉

冬の一関、平泉誘客へ DMO 3月まで 観光キャンペーン初実施

世界遺産平泉・一関DMOが初めて展開している「一関・平泉 冬の観光キャンペーン」のPRポスターとスタンプラリー用台紙
着付け体験と街歩き 千厩
まつるべ雪遊びイベント 厳美
3施設巡るスタンプラリー

 一関地方の観光振興を官民一体で進める地域組織(DMO)となる一般社団法人「世界遺産平泉・一関DMO」(松本数馬代表理事)は、閑散期対策として「一関・平泉 冬の観光キャンペーン」を3月まで展開している。一関市東山町のプロスノーボーダー岩渕麗楽選手(一関学院高校2年)をイメージキャラクターに、「せんまやひなまつり」とタイアップした着付け体験やまつるべスノーランドでの雪遊びイベントを企画したほか、3カ所を巡るスタンプラリーも行い、冬の一関、平泉の魅力を広くアピールする。

 同DMOは、観光地域づくりを推進する組織として2018年4月に発足。「黄金のとびらをあけましょう-世界遺産平泉・一関」をコンセプトに、データ活用やプロモーション、受け入れ態勢整備、収益事業に関する12事業を展開している。特に主眼を置いているのが閑散期対策で、この一環で観光客が減少する冬に一関、平泉両市町エリアへの誘客促進につなげようと、冬の観光キャンペーンを今月16日から3月3日まで初めて実施している。一関の冬の象徴として岩渕選手をイメージキャラクターに起用、ポスターを作製してPRしている。

 独自企画として、一関市千厩町の千厩酒のくら交流施設を主会場に開かれる「せんまやひなまつり」と連動して「蔵街美人-着付け体験とガイド付き街歩き」を2月17日に実施する。100着ほど用意される着物の中から選んで着付けを体験し、ひなまつり会場や千厩の商店街を着物姿で巡る。

 2月24日には同市厳美町のまつるべスノーランドで「大人も子供も満喫! まつるべ雪遊びDAY!」を開催。参加者自らが雪玉を作って楽しむ雪合戦や、ビニール製のバブルボールを装着してぶつかり合う「バブルバンパー体験」を予定するほか、岩渕選手のメッセージビデオも上映される。

 スタンプラリーは、一関市博物館と平泉文化遺産センター、千厩酒のくら交流施設の3カ所を巡る企画。台紙にスタンプを3回押印すると、中尊寺金色堂が描かれた絵はがきが出来上がる。完成したはがきを使って応募すれば、抽選で一関温泉郷のペア宿泊券や日帰り入浴券、両市町の特産品などの景品が当たる。

 同DMOではキャンペーンを通じて「両市町内への周遊を促し、にぎわい創出を目指す」としている。問い合わせは同DMO=0191(34)5345=へ。

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