奥州・金ケ崎

JR六原駅 3月16日から無人化 町が全員協で明らかに 金ケ崎

3月16日から無人化されることが明らかになったJR東北線六原駅

 JR東日本が金ケ崎町の東北線六原駅を3月16日から無人化することが分かった。21日の町議会議員全員協議会で町側がJR盛岡支社から説明を受けたことを明らかにした。町側は再考を求めたが、方針は変更できない旨の回答があったという。町では県南地域の企業動向やまちづくりの面からも同駅を重視。同駅前周辺の再開発推進の動きが出ている中、無人化は地域活性化などへの影響も懸念されるとして存続の要望を行っていく考えだ。

 町商工観光課によると、同駅はJR東のグループ会社に委託し、朝から夕方ごろまで人員を配置して改札・集札に対応。近距離の切符は簡易券売機で購入可能な状況となっている。

 全員協議会での同課の報告によると、2018年12月13日にJR側が町役場を訪問した際、3月16日のダイヤ改正に合わせて同駅を無人化する方針の説明があった。今後は利用者の減少が見込まれるため経費削減は必要とし、無人化後は券売機のほか、駅施設のトイレや暖房の利用ができなくなることが示されたという。

 町では髙橋由一町長や六原駅前再開発推進協議会の田口房男会長らが18年12月19日に盛岡支社を訪問。駐車場整備など町が実施してきた利便性向上の取り組みや、企業集積が進む県南地域の動向、同駅前のまちづくり基本方針策定などについて説明し、無人化の再考を求めたが、同26日にJR側から方針の変更は難しいとの回答があった。

 今月11日には、髙橋町長と田口会長らが県関係者と共に同支社に足を運び、連名で支社長宛てに▽無人化再考▽駅利用者の利便性維持▽駅前再開発に向けた取り組みへの連携・支援-を求める要望書を提出。JR側は同線継続のため経費削減は必要で、改めて無人化の方針は変更できないとする一方、利便性維持の要望事項については協議に応じるとし、駅前の取り組みにも協力する姿勢を示したという。

 髙橋町長は「突如こういう話になり、不満であると申し上げた。今後利用者が減少することはないと話をしたが、変更の余地なしの状況だ」としながらも「これからも話し合いはしたい。議員の皆さんの意見も頂きながら一緒になって進めたい」と述べた。

 同協議会で事務局を務める佐藤千幸町議会副議長は「これから六原駅前の活性化につなげていこうという動きに水を差され、強い憤りを感じている」とした上で「協議会でも、町や議会などと歩調をそろえて対応していきたい」と語った。

 同支社によると、無人化の1カ月前ごろから掲示物などで利用者に周知する。無人化後の切符購入については、列車内か着駅での精算で対応を呼び掛けるとしている。

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