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コンペティション&アワード 最高賞は佐々木さん(盛岡) 岩手ADC主催 米袋をデザイン

米袋のデザインを手掛け、グランプリを受賞した佐々木さん

 岩手アートディレクターズクラブ(ADC)は26日、県内のクリエーターらが制作した優れたデザインを選ぶ「コンペティション&アワード2018」公開審査会を盛岡市内で開催した。最高賞のグランプリには、遠野市のコメ生産者家「勘六縁」の商品パッケージを手掛けた佐々木崇さん(51)=盛岡市=が輝いた。

 岩手ADCは、本県デザイン界のレベルアップなどを目指し、県内を拠点に活動するクリエーターらで2016年に結成。公開審査会は優れた作品を選出する場として開かれ、今回で3回目を迎えた。

 過去2年間に制作した作品を対象に募集。クリエーターが好きなものを自由にデザインする自主制作をはじめ、ポスター、新聞広告・雑誌広告、パッケージなど12部門に230点が寄せられた。審査の結果、グランプリ1点、準グランプリ2点などが選ばれた。

 グランプリに輝いた佐々木さんは、遠野市の勘六縁が生産する自然栽培米の米袋をデザイン。クマやシカ、トンボなど約20種類のはんこを組み合わせ、遠野の自然豊かな農村風景を表現。米袋のサイズごとにデザインを変える工夫も施している。

 佐々木さんは「無農薬栽培で丁寧にコメを育てている生産者の思いをはんこに込め、一つ一つ手作りのパッケージにした。関係者の皆さんと喜びを分かち合いたい」と話していた。

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