一関・平泉

10代男性がはしか 一関保健所管内 県内発生6年ぶり

 県医療政策室は26日、一関保健所管内ではしかの患者が発生したと発表した。感染予防のため、注意を呼び掛けている。県内でのはしかの発生は2013年以降届け出がない。

 同室によると、患者は一関市在住の10代男性。4~7日にベトナムに渡航した際、東京都の千代田保健所管内で届け出のあったはしか患者が搭乗した航空機に同乗した。17日に同保健所からの依頼で一関保健所が男性の健康観察を開始。男性は23~25日に発熱や頭痛、発疹を訴えて市内医療機関を受診した。25日にはしかと臨床診断され、県環境保健研究センターの遺伝子検査で陽性と確認された。

 男性は9~22日に市内の学校に通学したが、当時の健康状態は良好で発熱もなかったという。同保健所は通学先の学校への調査も実施している。

 はしかが疑われた場合について、同室は「事前に医療機関に連絡した上で受診してほしい。医療機関に移動する際は周囲への感染を防ぐためにマスクを着用し、公共交通機関の利用はできるだけ避けてほしい」と促している。予防方法については▽ワクチンの予防接種を受ける▽海外渡航先の流行状況や予防接種歴を確認する-としている。相談は最寄りの保健所へ。

地域の記事をもっと読む

一関・平泉
2024年5月9日付
一関・平泉
2024年5月9日付
一関・平泉
2024年5月9日付
一関・平泉
2024年5月9日付