奥州・金ケ崎

幕末の江戸、笑い満載 市民☆文士劇 「風雲!たぬき城」に沸く【奥州】

華やかさとユーモアあふれるステージが繰り広げられた第11回奥州市民☆文士劇「風雲!たぬき城」

 第11回奥州市民☆文士劇「風雲!たぬき城-里山を守り抜け!天下分け目の化け比べ-」は26日、奥州市江刺大通りの江刺体育文化会館ささらホールで開かれた。タヌキやキツネが幕末の江戸を舞台に活躍するユーモア満載のコメディーを展開。殺陣やダンス、太鼓演奏なども盛り込み、キャスト、スタッフ総勢150人がつくり上げたステージが観衆を魅了した。最終日の27日は午前、午後の2公演が行われる。

 江戸の森はタヌキたちが平和に支配していたが、黒船の出現で幕府と薩摩、長州が対立し江戸に戦いの危機が迫る一方、森でもタヌキの独裁を覆そうとするキツネたちの動きが出てくる-とのストーリー。いったんは決裂した西郷隆盛、勝海舟の会談をタヌキとキツネたちが知恵を駆使してまとめ上げ、江戸城無血開城を実現させたほか、たぬき城家臣の娘「きぬた」が父の死や継母たちのいじめに遭いながらも困難を乗り越え、城の若君と結ばれるシンデレラのような展開も描かれた。

 要所要所に笑いの演出を織り交ぜて会場を沸かせたほか、キツネとタヌキの迫力ある戦いの場面、力強い太鼓の響きと華やかなダンスなども繰り広げた。作家高橋克彦さん(声で出演)、作家北上秋彦さん、市議らゲスト文士の熱演、生バンドの演奏でも盛り上げた。

 初日は約450人が来場。文士劇鑑賞は4回目という佐藤百合絵さん(62)=同市水沢=は「肩が凝らずに楽しむことができた。エンターテインメント性が一段と高まった感じがする」と評価した。

 きぬた役の鈴木里彩さん(21)=同市江刺=は「お客さんに『楽しかった』と言ってもらえて良かった。あすも明るく元気に、つらいことにも負けないきぬたを演じたい」と意欲を新たにした。

 27日の開演時間は午前の部が10時30分から、午後の部が3時から。当日券は2000円。

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