いわさきちひろの世界 生誕100年 東山図書館、絵本など紹介【一関】
一関市東山町の東山図書館(鈴木康之館長)は、企画展「いわさきちひろの世界-生誕100年」を開いている。独特の淡いタッチで描かれた絵本など関連図書70点を岩手日日新聞の連載記事のパネルと併せて展示している。3月21日まで。
いわさきちひろは1918(大正7)年12月福井県生まれ。児童画家、絵本作家として活躍し、74年8月に死去した。展示は、にじみのある淡彩画が「ちひろ調」と呼ばれ多くの人に親しまれている数々の作品を知ってもらおうと企画された。
会場では、反戦や平和をテーマにした代表作の「戦火のなかの子どもたち」、挿絵を担当した「窓ぎわのトットちゃん」をはじめ、ちひろが手掛けた絵本、画集、紙芝居などを紹介。連載記事のパネルでその半生を伝えている。
同図書館の読書指導員菊地美樹子さんは「子供の幸せや平和な世界の実現を願っていたいわさきさんの作品をこの機会に知ってもらいたい」と来場を呼び掛ける。
時間は午前10時~午後7時(土日・祝日は6時)。毎週水曜日と2月22日は休館。問い合わせは同図書館=0191(47)2324=へ。
momottoメモ
◆雪の降る日に生まれて 「赤い毛糸帽の女の子」
2018年11月22日付7面
◆父ゆずりの建築好き 「胡桃を煎る父、正勝」
2018年12月5日付7面
◆花好きは母・文江から 「水仙のある母子像」
2018年12月12日付7面
◆絵と過ごした子供時代 「チイサイセンセイ」
2018年12月19日付7面
◆感性を育んだ女学校時代 「裸婦」
2018年12月26日付7面
◆結婚、書との出合い 「和服の少女」
2019年1月16日付7面