学習スペースへ開放 なのはなプラザ2階 来月12~28日に【一関】
一関市は、2月12日から同市大町のなのはなプラザ2階のにぎわい創造センターを、中学生や高校生が学習スペースとして活用できるよう無料で開放する。市長と高校生との意見交換会「市長と話(しゃべ)リング」で出された要望に応える形で実現したもので、施設の有効活用も狙いにしており、定期テストや受験を控えた生徒たちを側面から支援する。
なのはなプラザでは、一関市民センターなどがある3階のオープンスペースにテーブルや椅子が配置され、平日の夕方以降や休日などに高校生らが学習に取り組む姿が見られる。しかし、2018年10月に開かれた意見交換会で、高校生から「テスト期間になると、なのはなプラザや一関図書館で勉強するスペースがなくなり、困っている。勉強する場所が欲しい」という意見が出されたことから、にぎわい創造センターを開放することにした。
同センターは、イベントや展示スペースとして活用されるが、イベントなどがない期間はシャッターが締められている。今回は公共施設の有効活用の意味も込め、市内の高校の定期テスト期間を考慮して2月12~28日を開放期間として設定した。
同センターのフリースペースに、机と椅子を50席分ほど用意し、使用したい場合には自分たちで机と椅子を配置し、終わったら元の位置に戻してもらう。期間中は暖房も稼働させるが、市ではセンターの貸し出し状況により開放を中止する場合があるとしている。3月以降は利用状況を踏まえた上で継続して実施するかどうか検討する。
担当の市商業観光課では「マナーを守って活用してほしい」としている。開放時間は午前8時30分~午後10時。問い合わせは同課=0191(21)8412=へ。