一関・平泉

思い出 持ち帰って せんまやひなまつり ネーム入りリンゴ販売【一関】

観光客向けに「千厩ひなまつり」などのネーム入りリンゴを栽培した佐藤さん(中央)ら

 一関市千厩町の千厩ひなまつり実行委員会(昆野洋子委員長)は、第12回「せんまやひなまつり」の開催期間(2月11日~3月3日)中、イベントのネーム入りリンゴを販売する。実行委は「名前の入ったリンゴで、思い出を持ち帰ってほしい」と呼び掛けている。

 同まつりは、桃の節句に合わせた恒例行事。千厩酒のくら交流施設のほか旧ナガサワ時計店など商店街の56店舗が参加し、ひな人形やひな飾りを展示する。

 リンゴの販売は第10回から行っており、地元のきたむら商店と農家佐藤忠一さん(90)が毎回試行錯誤しながら栽培している。

 今回は「千厩ひなまつり」の文字を書体違いで数パターン仕込んだほか、海外出身者向けに英字表記も用意。日焼けで文字を入れるシールを昨秋に果実に貼り、十分な大きさまで成長させた。佐藤さんは「文字を見えやすくするために玉の大きさや日の当たり方を工夫し、収穫時期を慎重に見極めた」と苦労をにじませる。

 リンゴは期間中、同商店や千厩酒のくら交流施設で、地元銘菓を詰め合わせた「いわて盛り」と共に販売する予定。昆野委員長は「昨年も多くの人に好評だったので、今年も楽しみにしてほしい」と語る。

 まつりに関する問い合わせは実行委事務局を置く一関商工会議所千厩支所=0191(53)2735=まで。

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