奥州・金ケ崎

農はだてのつどい 豊作呼び込む福俵 節目の30回熱く 奥州・胆沢

厄年連による福俵引きなどで30回の節目の祭典を熱気に包んだ全日本農はだてのつどい

 第30回全日本農はだてのつどいは9日、奥州市胆沢の胆沢野球場特設会場で開かれた。地元団体による庭田植えの再現や大臼福餅つき、厄年連による福俵引きなど、昔ながらの風習を今に伝え、地域に豊作と福を呼び込む多彩な催しで節目の祭典を彩った。

 地域の小学生が参加した縄ないチャンピオン決定戦、都鳥鹿踊(ししおどり)保存会による勇壮な群舞に続き、大畑平庭田植保存会が昔から継承されてきた庭田植え行事を再現し、豊作を祈願した。

 大臼福餅つきでは、出店田植踊保存会が直径2・4メートル、高さ2メートルの大臼で30キロの新米をつき上げた。「福取餅」として振る舞われ、来場者が行列をつくって次々と味わった。

 地元の厄年連180人が「つがい踊り」を披露した後、巨大な福俵を全員で引き、最後に控える難関の豊作坂を力を合わせて駆け上がると、会場の熱気は最高潮に達した。福を引き寄せた厄年連が集まった観衆に向け、福餅まきを行ったほか、冬空に花火が打ち上げられフィナーレを飾った。

 農はだては、正月の休みが明けて新年の農作業を始める日とされ、かつて地域では男たちが「モドツ」と呼ばれる24本の縄をない、女たちは小さなわらを束にして取り出し、稲わらを苗に見立てて雪上に田植えをして豊作を願った。

 同つどいは、伝統行事を将来に継承し、農耕文化の再生を図るとともに、地域活性化と県内有数の穀倉地帯である胆沢平野を全国にPRする機会として開催。「岩手いさわワラと火のまつり」をサブタイトルに、いさわのまつり実行委員会が主催した。

momottoメモ

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