花巻

どっしりと豊作期待 石鳥谷・たろし滝 氷柱測定会 平成最後は5・50メートル【花巻】

たろし滝の測定会。太さは5.50メートルを記録し「豊作」との託宣が示された

 花巻市石鳥谷町大瀬川の「たろし滝」にできた氷柱の測定会は11日、現地で開かれた。気温が高めで推移し崩落も危ぶまれたが、このところの寒波による厳しい冷え込みで氷柱が成長。胴回りは5・50メートルを計測し、2019年の稲作は「豊作」との託宣となった。

 森から葛丸川に注ぐ沢水が凍ってできる氷柱の太さを測ってその年のコメの作柄を占う冬恒例の行事。大瀬川たろし滝測定保存会(板垣寛会長)が1975年から続けている。測定日を14日から2000年に「建国記念の日」の11日に変更した。今回で45回目。

 県内外から集まった150人余りが見守る中、神楽奉納に続いて保存会員がメジャーを巻き付けて計測。上田東一市長が結果を発表した。

 保存会によると、今冬は18年12月20日ごろに凍り始めた。気温が高めで立春すぎには一時雨も降り崩壊が心配されたが、その後の寒波でぐっと冷え込み、崩れることなく氷柱が順調に大きくなったという。

 板垣会長は「どっしりとした氷柱が今年もでき安心したし、平成最後の年に計測できて良かった」と感無量といった様子。計測記録から「豊作」との託宣を示し、豊作祈願川柳に「新元号 期待ふくらむ この眺め」と詠んだ。

 上田市長は「葛丸の たろしぞ強く 実る秋」、達増拓也知事は「氷柱の 示す未来は 幸多し」、佐々木順一県議会議長は「外圧に 負けてたまるか 御柱」との川柳をそれぞれ寄せた。

 「たろし滝」は同町中心部から西方約10キロの山あいに位置する。「たろし」はつららを意味し、沢水の凍った姿が滝のように見えることから「たろし滝」と呼ばれるようになったという。

 託宣は大豊作、豊作、並作、不作、凶作、大凶作の6種類。過去の計測で最も太かったのは1978年の8・0メートルで、その年の北上川下流の作況指数は「111」と記録的な豊作となった。平成に入ってからは崩れ落ちるなどして測定できないケースが増え、「計測不能」は前回までの30回のうち半数の15回を数える。

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