いわさきソフトスポ少 初の全国大会へ 全日本小学生女子 「元気」合言葉にプレー【北上】
北上市和賀町岩崎のいわさきソフトボールスポーツ少年団は、3月29日に岐阜県揖斐川町で開幕する第12回春季全日本小学生女子ソフトボール大会に出場する。同スポ少の全国大会出場は、2008年の結成以来初めて。大舞台の経験を飛躍につなげようと、所属する市立いわさき小の児童がレベルアップを図っている。
同スポ少は18年11月、一関市で同大会県予選を兼ねて開かれた第11回県小学生女子新人ソフトボール大会で全国切符をつかんだ。1回戦と準々決勝を突破し、準決勝では17―0の三回コールドで大東ブルースターズ(一関市)に大勝。決勝は前沢フェニックス(奥州市)に1―18で三回コールド負けを喫したが、準優勝で代表枠の「2」に食い込んだ。
躍進の原動力となったのは、千田直樹監督(39)が力を入れてきた「頭を使う練習」。最短の筋道で成果を出すプレーや試合運びを選手自ら考えることで、総合力が底上げされた。重視してきた「元気」の合言葉も、緊張に負けない地力の発揮に役立っている。
主力となる5年生の中でも注目は、走攻守と三拍子そろった高橋杏奈選手。先発の主戦かつ1番打者で、序盤から試合を優位に進めるのが必勝パターンとなる。及川由唯主将(5年)も扇の要としてチームをまとめる。
及川主将は「みんなで仲良く声を出し合っているチーム。攻守に加えメンタルも強くし、笑顔で勝って日本一を目指す」と目標を語った。
練習は打撃が中心で、上位打線以外の打力も伸びてきた。大会まで遠征試合などを通して試合勘を養う。千田監督は専大北上高在学当時に硬式野球部で甲子園を経験しており、「全国大会は大きく経験値を伸ばすので、中学校以降も含めた次の成長へのきっかけにしてほしい」と期待している。
同全国大会は、日本ソフトボール協会が主催。来月29~31日に48チームがトーナメントで競う。組み合わせ抽選は23日に行われる。
いわさき出場登録選手(敬称略、丸数字は背番号)
位置 氏名 学年
①投 手 高橋 杏奈 5
⑩捕 手 及川 由唯 5
③一塁手 佐藤 悠菜 5
④二塁手 八重樫紗彩 5
⑤三塁手 越川 友莉 5
⑥遊撃手 千田ひより 5
⑦左翼手 高橋 優李 5
⑧中堅手 深堀 紗也 5
⑨右翼手 伊藤 香穂 3
⑪外野手 小林 千桜 3
⑫内野手 千田ひな子 2
⑬外野手 深堀 茅也 1