奥州・金ケ崎

水沢、盛岡で調教始め 岩手競馬 関係者ら安全祈願【奥州】

本馬場の馬場清めを行う関係者=水沢競馬場

 約1カ月後の春競馬からレースを再開する岩手競馬は20日、水沢、盛岡両競馬場で競走馬の調教始め式を行った。県競馬組合や厩舎(きゅうしゃ)、馬主、調教師らが安全祈願祭、馬場清めで人馬の安全を祈願した。

 奥州市水沢姉体町の水沢競馬場(伊藤秀延場長)では関係者40人ほどが出席し、馬櫪神(ばれきじん)が祭られた石碑前で安全祈願祭。レースに携わる関係者と競走馬の安全を祈り、代表者が祭壇に玉串をささげた。

 本馬場での馬場清めの儀式では、前日からの雨でぬかるむ中、神主らが車でダートを1周。調教やレースを行うコースを清め、馬場を開放した。

 同組合は、岩手競馬の競走馬から禁止薬物の検出が相次ぎ取りやめていたレースを、3月23日から水沢競馬場で行われる春競馬で再開する。

 一連の禁止薬物問題について伊藤場長は「不安に感じている競馬関係者もいるとは思うが、昨年来の問題解決に向けた努力をしている」と強調。春競馬に向けては「公正な競馬、来場者に楽しんでいただける競馬を目指して頑張っていきたい」と気を引き締めていた。

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