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留学生指導で英会話に磨き 高校生向け研修 コカ・コーラ財団【岩手】

留学生と交流しながら実践的な英会話を学ぶ花巻南高校の1年生

 東京都のコカ・コーラ教育・環境財団が展開する復興支援事業「英語コミュニケーションスキル研修プログラム」が21日、矢巾町のみちのくコカ・コーラボトリング本社で行われた。花巻南、福岡の両高校から約70人が参加。留学生の指導を受けてプレゼンテーションに挑戦し、実践的な英会話に磨きを掛けた。

 東日本大震災の被災地支援として、同財団が宮城、福島、岩手の3県の高校生を対象に2017年度に始めた研修事業。本県では18年度、花巻南、福岡、大船渡、高田の4校が実施校に選ばれ、昨夏ごろから留学生との体験プログラムやオリジナル教材による自主学習に取り組んできた。

 同日はこれまでの学習成果を発表する「実践型プログラム」が行われ、花巻南と福岡の1、2年生73人が参加。エジプトやケニアからの留学生とクイズなどのゲームを楽しんだほか、グループワークに取り組んだ。

 グループワークでは、将来の夢などをテーマにしたプレゼンテーションに挑戦。留学生のサポートを受け、身ぶり手ぶりを交えながら「海外の大学に行きたい」「英語を使って世界に日本の文化を発信したい」などと生き生きと発表していた。

 花巻南1年の柏崎大知君(16)は「プログラムに参加しリスニング能力が高まった。英語で自分の思いをしっかり伝えられるようになり、多くの国を訪ねてみたい」と目を輝かせていた。

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