奥州・金ケ崎

日高火防祭 歴史学ぶ 水沢中で郷土学習 三味線や太鼓体験【奥州】

郷土学習で三味線演奏を体験する水沢中の2年生

 日高火防祭(ひぶせまつり)を知る郷土学習は25日、奥州市水沢の水沢中学校(佐藤健司校長、生徒487人)で行われ、2年生がその歴史を学んだほか、三味線や太鼓のおはやし体験で伝統ある祭りに理解を深めた。

 総合的な学習の時間を活用。これまでにも「心字の街」の意味を学んだり、市内の記念館を巡ったりして水沢や祭りを勉強してきた。同日は日高神社火防祭保存会と日高囃(ばやし)笛の会の関係者、三味線と太鼓の師匠ら9人が同校を訪れ、祭りの魅力を伝えた。

 祭りの事務局を担う市観光物産協会の髙橋睦夫事務局長が本祭までの一連の行事や当日の流れ、課題などを紹介。伝統については「歴史という糸を切らさず紡いでいかないといけない。皆さんの気持ちの中に継承していければ」と語った。

 生徒たちは実際に三味線と太鼓に触れ、おはやしの演奏に挑戦。師匠から指導を受けながら祭りの雰囲気を味わった。佐々木悠人君は「新しい知識を吸収することができた」、三浦紅花さんは「機会があれば祭りに参加したい」と話した。

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