気分はおひな様 海外出身者モニターツアー 和装体験、町歩き【一関】
世界遺産平泉・一関DMOの外国人向けモニターツアーは25日、一関市千厩町の千厩酒のくら交流施設などで行われた。海外出身の男女11人が参加し、和服の着付けやひな飾りの見学、町歩きなどを楽しんだ。
参加したのは同市や仙台市で暮らす中国、台湾、マレーシア、オーストラリアなどの出身者で、第12回「せんまやひなまつり」が開催されている同施設で展示を見学し、振り袖や羽織はかまの着付けを体験。明治や大正時代の趣が残る同施設周辺で写真を撮ったほか、ひな人形やつるし飾りで彩られた商店街を見て回った。
台湾出身のセン・シークンさん(20)は「和装は格好いい。まるでドラマのよう」と気に入った様子だった。
世界遺産平泉・一関DMOが外国人向けモニターツアーを企画するのは初めて。高木秀一ディレクターは「参加者から感想をもらい、東磐井地方にも海外観光客を招くツアーの企画に生かしていきたい」と語っていた。