祖母思い着想 全国ジュニア発明展 金俊介君(猿沢小5年)「らくらくソケット」 奨励賞を受賞【一関】
一関市の大東町少年少女発明クラブ(菊地幸治会長)の金俊介君(猿沢小学校5年)は、第20回全国ジュニア発明展で奨励賞を受賞した。2年前に一度作った作品を改良して受賞を果たした金君は「物を作るのは楽しい。これからもいろいろ挑戦したい」と意気込む。
同展は、つくば科学万博記念財団が主催。全国の児童生徒から1万206点の応募があり、アイデア審査、発明作品審査を通過した193点が入賞し、東京、茨城、奈良、愛知の各会場で展示された。
金君の発明した「らくらくソケット」は、ソケットの中央にリングを設置し、プラグから抜きやすくした作品。家の中で祖母がソケットを抜くのに苦労していたことから2年前に着想し、接着剤で留めていたリングをねじ留めにすることで、より使いやすくした。
同展の東京会場を見学したという金君は「入賞した作品は、どれもすごい物だった。自分も見習って、また新しい発明品を作りたい」と語り、意欲を燃やしている。