奥州・金ケ崎

3DCAD最難関資格「CSWE」を取得 高校生で初快挙【奥州】

難関資格のCSWEを取得した水沢工高の大森君(右)と阿部君
水沢工高3年 大森翔太君・阿部拳斗君

 県立水沢工業高校の機械科3年の大森翔太君(18)と電気科3年の阿部拳斗君(18)は、3DCAD(コンピューター利用設計)ソフトウエア「SOLIDWORKS」の知識や操作の認定資格で最難関となる「CSWE」を取得した。同ソフトは工業高校や工業系大学、企業などで利用されているが、CSWE取得は日本の高校生としては初めて。3年間かけての快挙について2人は一緒だったから頑張れたと語っている。

 2人は無線・情報部に所属。同部ではマイコン制御小型ロボット製作と3DCADの利用を中心に活動しており、同ソフトの認定資格では基本となる「CSWA」、高度な部品作成などの操作が課題となる「CSWP」までの取得が通常の目標となる。いわてデジタルエンジニア育成センターの協力を得て、講習会を開くなどしている。

 大森君と阿部君は1年でCSWA、CSWPを取得。顧問の梅村吉明さんは「CSWPはほぼ満点。すごくセンスがある」と感じ、2人が卒業するまでに最難関突破を目標に据えた。CSWE受験前提となる上級資格「CSWPA」の四つを2年から3年にかけて取得。4資格のうち2資格は同センターの協力を得たが、残る2資格とCSWEは独学での挑戦となった。一足先に4資格を取得した大森君は2018年7月にCSWE試験に1度挑戦。合格ラインの半分程度を得点できたことから、2人は「行ける」と追い込みを開始。19年2月12日に受験すると決めて、操作技術を高め、知識を深めた。試験では合格ラインを上回る成績を挙げ、難関突破を果たした。

 大森君は「使って、資格を取得するたび楽しくなった。就職先は3DCADを使う会社。学んだことを生かしたい」、阿部君は「コマンドを覚えるのが大変だった。就職先では使わないかもしれないが、趣味として続けて日本のものづくりの文化に貢献したい」と語り、「一緒にやっていく仲間がいたからできたこと」と切磋琢磨(せっさたくま)した3年間を振り返りながら互いに感謝している。

 同ソフトは世界で560万人が利用しているが、CSWE取得者は世界で3751人、うち日本は100人ほどという。

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