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遠野住田―遠野開通 釜石道 9日に全線開通 三陸沿岸道路と接続【岩手】

テープカットとくす玉割りで遠野住田IC-遠野IC間の開通を祝う関係者

 国土交通省岩手河川国道事務所が整備を進めていた東日本大震災の復興支援道路「東北横断自動車道釜石秋田線」の遠野住田インターチェンジ(IC)―遠野IC間(延長11キロ)が3日、開通した。花巻市から釜石市までを結ぶ総延長約80キロのうち9割に当たる74キロがつながった。開通に先立ち行われたセレモニーでは、関係者や地元住民、施工業者ら約100人が利用開始を喜んだ。9日には全線開通し、同時に本県と宮城県をつなぐ三陸沿岸道路とも接続する。

 遠野市上郷町の遠野住田ICで式典が行われ、達増拓也知事、本田敏秋遠野市長、高田昌行同省東北地方整備局長がそれぞれあいさつ。達増知事は「釜石秋田線はICの順次開通により内陸部では企業進出が増加し新たな雇用が期待されるなど本県の復興を力強く後押ししていくものと確信している。9日には全線が開通して三陸沿岸道路とも接続し、本県の沿岸と内陸が歴史上初めてとなる高速交通体系で結ばれるというまさに岩手の未来を切り開く道路になると期待している」と述べた。鈴木俊一衆院議員、平野達男、木戸口英司両参院議員が祝辞を寄せた。地元を代表して三浦芳昌遠野市観光協会長があいさつし、震災復興と地域活性化に期待を込めた。

 遠野住田ICに移動し、達増知事と鈴木衆院議員ら6人がテープカット、上田東一花巻市長と小沢昌記奥州市長、佐々木順一県議会議長ら9人がくす玉を割り、開通を祝った。

 その後、パトカーを先頭に企業のトラックや招待客の自動車など約30台が遠野ICまでパレードした。3日午後3時には通行規制が解除され、一般車両が次々と通った。

 遠野住田-遠野間(遠野市上郷町平倉-同市綾織町新里)は遠野道路として2013年度に着工し、総事業費は356億円。構造物はトンネル1カ所、橋梁(きょうりょう)6カ所あり、復興支援道路の早期開通を願う地権者の協力などもあり着工から7年余りで完工した。

 両IC間の開通で、花巻市役所から釜石市役所までの通行時間は11分短縮されて85分程度。東和ICから釜石仙人峠ICまでは引き続き無料区間となる。

 9日は最終区間の釜石ジャンクション(JCT)-釜石仙人峠IC間の6キロが開通し、釜石秋田線が一本につながる。釜石JCTと接続する三陸沿岸道路も同時開通し、内陸と沿岸の交通が円滑になることで復興の加速化や物流の効率化、産業振興、観光活性化など多方面での効果が期待される。

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