学び基金に921万円寄付 サンドウィッチマン 本県へ6回目
宮城県出身のお笑いコンビ・サンドウィッチマンの伊達みきおさんと富澤たけしさんは6日、県庁を訪れ、東日本大震災の遺児や孤児を支援する「いわての学び希望基金」に約921万円を寄付した。本県への寄付は6回目で、累計額は約1億416万円に上る。
県庁で行われた贈呈式で、2人は「大事に使ってください」と達増拓也知事に目録を手渡した。達増知事は感謝状を手渡し、「多額の寄付金ありがとうございます。子供たちが基金を生かした学びを通じて自分自身の復興を果たし、故郷や東北の復興に力を発揮できるよう活用させていただきたい」と感謝した。
2人は被災者支援のため東北魂義援金を開設し、チャリティーのグッズ販売やライブ活動を通して募金活動を行い、本県や宮城、福島両県などに4億1110万円余りを寄付している。
伊達さんは「震災を経験した者にとっては、つらさや現状を日本中に伝える使命感がある。東北の素晴らしさを伝えて、観光客を東北に呼ぶ活動はこれからも変わらない」と継続した支援を誓い、富澤さんは「風化といわれているが、毎年これだけの金額が集まるのは、全国から被災地を思ってくれる人がたくさんいるので感謝の気持ちを大事にしたい」と語った。