奥州・金ケ崎

母禮太鼓(前沢)に文化賞 いわてユネスコ賞 芸能伝承活動を評価【奥州】

第23回いわてユネスコ賞「文化賞」の伝達を受けた母禮太鼓

 奥州市前沢生母の母体地区の前沢小学校児童が取り組んでいる母禮(もらい)太鼓は、県ユネスコ協会連盟の第23回いわてユネスコ賞の文化賞に選ばれた。学校統合後も熱心に取り組み、多くの催しに出演するなど、地域の芸能の伝承活動に励んできたことなどが評価された。

 母禮太鼓は、当時の旧母体小学校で2008年に郷土の英雄モレ(モライ)をたたえ、しのぶための創作太鼓として始まり、学校統合による廃止の危機も前沢小学校母体地区子ども会の継承により乗り越え、前沢郷土芸能祭、前沢夏まつりなどで演奏を披露している。今年度は地区の1~6年生16人が、北天太鼓関係者の指導を受けて継承に励んだ。

 表彰伝達は2月に同市前沢の前沢ふれあいセンターで行われ、メンバー8人が出席。山崎遼君(6年)、佐藤耶絵さん(同)、眞尾貴道君(同)の3人が前沢ユネスコ協会の高橋安子会長から賞状などを受け取った。

 代表して謝辞を述べた佐藤ももさん(同)は「先輩方、指導してくれた先生方に感謝したい」と語った。

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