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大谷、キャッチボール再開 5カ月ぶり「怖さなかった」

昨年10月の手術以来、初めてキャッチボールするエンゼルスの大谷=8日、米アリゾナ州テンピ(代表撮影・時事)

 【テンピ(米アリゾナ州)時事】米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手(花巻東高出)が8日、右肘の内側側副靱帯(じんたい)再建手術を受けた昨年10月以降、初めてキャッチボールを行った。6メートルから12メートルまでの距離で60球を軽く投げ、二刀流復活へ新たな一歩を踏み出した。

 手術後5カ月での再開は当初から予定されており、大谷は「怖さはなかった。メニュー通りにこなせて良かった。普通に投げられた安心感はあった」と、ほっとした表情だった。

 春季キャンプではこれまで、チームからは離れてトレーニングや屋内でのトス打撃を重ねてきたが、この日は他の投手たちと一緒にグラウンドでウオームアップやキャッチボールで体を動かし、笑顔も見せた。その後は個別で調整し、屋内練習場でティー打撃15本とトス打撃25本で汗を流した。

 復帰の時期は打者として今年5月、投手としては来季が見込まれている。「(今季の)試合には打者で出ると決まっているので、打者のことしかまだ考えていない。投手としてのプランは、正直あまりしていない。計画通りに打者としてまず復帰するのが一番先の目標」と大谷。前例のない険しい道のりを着実に進んでいく覚悟だ。

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