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ものづくり革新へ強化 生産技術開発で連携 岩手大 トヨタ紡織と協定

生産技術開発などの分野で包括協定書に調印した岩手大の岩渕学長(右)とトヨタ紡織の加納専務役員

 岩手大(盛岡市、岩渕明学長)とトヨタ紡織(愛知県刈谷市、沼毅取締役社長)は15日、生産技術開発を中心とした分野で連携・協力する包括協定を締結した。金型技術開発で最先端の研究を行う同大と、自動車内装システムやパワートレーン機器などを開発・生産する同社が連携し、将来のものづくり革新に向けた生産技術力の強化を目指す。

 締結式は同大で行われ、岩渕学長、同社生産技術領域長の加納伸二専務役員が協定書に調印。保和衛県副知事も同席し、6年という中長期的なスパンで幅広い分野で技術相談や生産技術に関する共同研究を進めるとともに、インターンシップの受け入れや講演会を通じた人材交流、両者の施設・設備の有効活用など多方面で連携を深めていくことを確認した。

 加納専務役員は「自動車業界は今100年に1度の大変革期を迎えている」とし、次の100年も信頼され続ける企業として成長していくためには将来を見据えた革新的なものづくりの推進が必要だと強調。ものづくり革新の具現化に向け「最先端の研究をする岩手大と研究をスタートさせ、生産技術力を向上させたい」と述べた。

 具体的には金型の中でも内装部品の軽量化に対応した材料に対する成形シミュレーションや、金型が破損する前に未然に防ぐシステムなどを挙げた。

 岩渕学長は協定により同大の金型や鋳造の研究成果が地域に還元されることは地域創生の一助になると強調。研究交流にあらゆる学部生や大学院生を参画させ「金型技術を中心に生産技術、材料工程、資材調達、販売まで一連のものづくりで貢献できることに一緒に取り組みたい」と述べた。

 生産技術の分野で同社が高等教育機関と包括連携協定を締結するのは初。岩手大はミクニ、アルプス電気、NTTドコモに続き4例目。

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