花巻

東和らしさ前面に お土産開発WS 「定番」へ知恵絞る【花巻】

東和の定番商品づくりにアイデアを出し合うWS参加者

 地域の新たな看板商品づくりを目指す「東和のお土産開発ワークショップ(WS)」は16日、花巻市の東和総合福祉センターで開かれた。商品開発コーディネーターの五日市知香さん(盛岡市)を講師に、参加者が東和を代表する「定番」づくりへアイデアを出し合った。

 同市東和町の地域発信と交流人口拡大のため「東和農旅」に取り組む東和地域交流のまちづくり協議会(薄衣忠孝会長)が主催。農旅や地元企業関係者ら約20人が参加し、3班に分かれてグループワークを行った。

 同WSは2回目で、参加者は▽東和らしさをアピールできる素材▽その素材で何を作り、どう売るか-をテーマに議論。同町に多くの愛好者を集める「土澤アートクラフトフェア」(5月)での販売を目指した話し合いで、各班からユニークな商品案が出された。

 参加者は「(同時期に開催される)全国泣き相撲大会にちなみ、赤ちゃんをイメージした物を作っては」「東和を丸ごと味わえる『鍋セット』はどうか」「東和の棚田をイメージしたパッケージングの商品があればいい」といった案を次々に発表。今春のアートクラフトフェアは新元号になった直後の開催となるため、改元にちなんだグッズ開発で話題づくりを狙う意見も出された。

 五日市さんは「食はお客を呼べるポテンシャルが高く、鍋や棚田といった『東和セット』もとても面白い。また皆で集まって(同日のアイデアを)絞り込めたらいい」などと助言。薄衣会長は「地域の特産品は素朴な物でよく、それをどう生かすか。十分に生かし、ものにしていきたい」と展望していた。

 同協議会では4月にもWSを開催し、具体的な商品開発につなげていく計画。同フェア会場内に設けられる農旅ブースでの販売を目指す。

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