奥州・金ケ崎

駄菓子におもちゃ かたぬき体験 侍住宅 芸術大学校のイベント【金ケ崎】

子供たちの人気を集めた「だがしのじかん」

 金ケ崎町西根の旧菅原家侍住宅で16日、東北芸術工科大総合美術コース市川研究室が展開する金ケ崎芸術大学校の「だがしのじかん」が開かれた。懐かしさを誘う駄菓子やブリキのおもちゃなどが家族連れらの人気を集めた。

 金ケ崎芸術大学校は毎月1回のペースで開かれ、旧菅原家侍住宅などがある国選定金ケ崎町城内諏訪小路重要伝統的建造物群保存地区(伝建群)で同大学生がワークショップや調査などに取り組んでいる。今回は駄菓子屋をはじめ、町内にある戦後から1970年代ごろのブリキのおもちゃの展示コーナーを開設。学生7人が駄菓子販売のほか、針を使って魚などの型を抜く「かたぬき」やたこ焼きの体験、「蒔絵(まきえ)でコースター作り」などを行った。

 千田慶心君(金ケ崎小学校3年)は「細かい部分を壊さないようにするのが難しい」と初めて体験した「かたぬき」に熱中していた。

 同大学校は4月から2019年度の活動をスタートさせる。「生活に根差した芸術」をコンセプトに、畑や漆をテーマにした活動のほか、9~11月には伝建群を舞台にした「城内農民芸術祭」を計画。さまざまなアーティストを招き、自分の手で作った茶わんで茶を飲む野だてやミュージアムショップなどを予定している。

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