一関・平泉

8強目指し一丸 全日本中学女子ソフト県選抜 本番へ最終調整【一関】

全日本大会ベスト8を目標に全力プレーを誓う中学生女子ソフトボール県選抜チーム

 松山市で24日から開催される第15回都道府県対抗全日本中学生女子ソフトボール大会(日本ソフトボール協会主催)に出場する本県選抜チームは16日、一関市花泉町の花泉中学校グラウンドで高校生との壮行試合を行い、本番に向けて連係や技術に磨きを掛けた。

 選抜チームは2018年11、12月の選考会を経て、2年生を中心に17人を選出。昨秋の第37回県中学校新人大会で準優勝した花巻市立西南と東和の混合チームから4人、準決勝で惜しくも敗れた前沢から5人が選ばれた。主将は兼平あかり選手(北陵2年)が務める。

 攻撃では俊足が持ち味の岩渕夏奈選手(前沢2年)が先頭打者を務め、主軸を任された長打力のある阿部礼知選手(西南2年)や兼平主将で得点をうかがう。守備では技巧派の白藤友梨(東和2年)と直球に威力がある髙橋奈々(前沢2年)両投手らを使い分け相手に的を絞らせない。

 鈴木駿監督(飯豊中女子ソフトボール部顧問)は、チームの連係強化に関東遠征など20回の練習試合を実施。選手たちは結成直後からチームワークが良く、試合でコミュニケーションを重ねることで信頼関係を築き、堅守のチームへと成長した。同日は千厩高との壮行試合を行い、全日本に向けて心を一つにした。

 兼平主将は「チームの目標はベスト8。チームメートに頼られるキャプテンとして、一試合一試合全力で臨み、県を背負って戦い抜きたい」と意気込み、鈴木監督は「全国で戦う相手はクラブチームに所属する選手たちが中心で、全国の舞台に慣れている。強化試合での経験を生かし、チーム持ち前の明るさで格上相手にも堂々と戦ってもらいたい」と勝利を期した。

 同大会は松山市のマドンナスタジアムなどを会場に、24日から3日間の日程で開催。48チームが出場し、トーナメント戦で優勝を争う。本県選抜は初日の1回戦で福岡県選抜と対戦する。チームは20日に出発し、現地で練習試合などを行って大会に備える。

◆県選抜メンバー(敬称略)

 氏 名  学校 学年 位 置 投打

兼平あかり 北陵 2  内・外 右右

白藤 友梨 東和 2  投 手 右左

菊池 美旺 東和 2  内・外 右左

阿部 礼知 西南 2  捕・外 右右

小原 莉惟 西南 2  内 野 右右

菊地麻衣織 前沢 2  内・捕 右右

髙橋 奈々 前沢 2  投・内 右右

岩渕 夏奈 前沢 2  内 野 右右

本城 藍理 前沢 2  内・外 右左

千田 優美 前沢 1  投・外 左左

風間 麗美 前沢 1  内・外 右右

小岩 優月 千厩 1  内 野 右右

小山 姫夏 千厩 1  内 野 右右

菅原 夏葵 大東 1  捕 手 右右

緑川 紗那 花泉 2  内 野 右左

千葉 美春 花泉 2  外 野 左左

小岩 優那 花泉 2  内 野 右右

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