一関・平泉

宇宙身近に感じて コズミックカレッジ 子供らがロケット製作【一関】

子供らが勢いよくバルーンロケットを飛ばしたコズミックカレッジ

 一関市立花泉図書館は17日、コズミックカレッジ「バルーンロケットを飛ばそう」を同館で開いた。市内の子供たちが自作のバルーンロケットを飛ばすなど、楽しみながらロケットが飛ぶ仕組みに理解を深めた。

 同館と宇宙航空研究開発機構(JAXA)が主催し、宇宙をテーマにしたものづくりなどの体験を通して身近な自然の事象に関心を持ってもらおうと開催。市内で初となるコズミックカレッジで、JAXAの俣野綾子さんが講師を務め、幼稚園児や小学生とその保護者合わせて32人が参加した。

 俣野さんは「宇宙までの距離は約100キロと岩手から東京に行くよりも近い。ロケットは宇宙に向けて必要な物を届ける役割を持っている」と解説。ロケットが飛ぶ仕組みについては風船を例に挙げ、空気を吹き出す力が関係していることを分かりやすく教えた。

 子供たちはJAXAのキットを使って早速バルーンロケットを製作。取り付けた羽根にそれぞれ絵を描いて自分だけのロケットを完成させると、飛行実験では勢いよくロケットを発射させてどこまで遠くへ飛ばせるか競い合っていた。

 岩渕大児君(涌津小1年)は「ロケットを飛ばすのが楽しかった。家に持ち帰って外で飛ばしたい」と喜んでいた。

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