一関・平泉

おもてなし規格認証取得 一関市 県内自治体で初

観光協、DMOも

 一関市は、経済産業省がサービス産業と地域経済を盛り上げるために創設した「おもてなし規格認証2019」(紅認証)を取得した。県内の自治体では初の取得。同時に市観光協会と世界遺産平泉・一関DMOも同認証を取得しており、行政と観光協会、DMOが連携した取得も県内初で、認証を励みに今後さらなる観光客増加を目指しておもてなしの充実に取り組んでいく。

 おもてなし規格認証は、経産省がサービス産業のサービス品質を「見える化」することを狙いに、2016年に創設。ランクに応じて紅、金、紺、紫の4段階が設けられおり、顧客、従業員、地域社会の満足度を高める取り組み、仕組みづくりをチェックし、必要な基準を満たすことで認証される。県内では合わせて318団体が認証を取得している。

 紅認証は、サービス向上の取り組みに意欲的な団体などが▽誰もがサービスを利用しやすいような工夫▽お客さまの不満・苦情を積極的に収集して対応する取り組み・仕組みづくり▽「心のバリアフリー」に関する接客方針を整備し、従業員に浸透させる定期的な取り組み・仕組みづくり▽ITを活用した積極的な情報コミュニケーションの取り組み-など30項目のうち15項目以上の取り組みを実施することで認証され、市と市観光協、DMOはいずれも基準をクリアした。市としては商工労働部商業観光課と各支所の産業経済課が取得した。取得はいずれも今月8日付。

 市では今回の取得によって人事異動などによって担当者が入れ替わったとしてもサービスの均質化、見える化がより一層図れるとしており、「今後より多くのサービス業務マネジメント項目、インバウンド(訪日外国人旅行者)対応項目の取得に取り組み、一層の観光サービス向上に努める」としている。

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