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SL銀河、来月29日から運行 花巻―釜石間 JR盛岡支社9月まで上下48本【岩手】

2018年度最終運行でJR花巻駅に到着したSL銀河
5周年記念イベントも

 JR盛岡支社は、蒸気機関車「SL銀河」の2019年度運行日程を発表した。4月29日に運行を開始し、9月29日までの土日・祝日を中心に花巻-釜石間で上下48本を運行。今年でデビュー5周年を迎えることから、景品が当たるスタンプラリーなどのイベントも展開する。

 同支社によると、花巻発は4月29日を皮切りに、5月2、5、11、18、25日、6月1、15、22、29日、7月6、13、20、31日、8月3、7、10、17、24、31日、9月7、14、21、28日と続く。

 釜石発は、一部を除き花巻発の翌日の運行となる。運行時間は、下りが花巻午前10時37分発釜石午後3時8分着、上りが釜石午前10時58分発花巻午後3時20分着で、SLの旅を約4時間30分満喫できる。

 運行開始に合わせ、来月29、30の両日に主な停車駅でおもてなしイベントを実施。29日は花巻駅で、5周年記念のヘッドマークがお披露目されるほか、花巻駅長と地元園児による出発合図、郷土芸能「鹿踊(ししおどり)」などが繰り広げられる。30日には釜石駅で県立釜石高校吹奏楽部による演奏や、釜石市キャラクター「かまリン」によるお見送りなどを予定している。

 運行5周年を記念し、季節ごとにヘッドマークのデザインを変更。車体には白いラインを加えた。また、釜石線の沿線各駅でスタンプラリー用の台紙を配布。沿線5駅とSL銀河車内に設置されたスタンプを押して集めると、ホテル宿泊券などの景品が当たる抽選企画に応募できる。期間は来月29日~6月30日。

 オリジナル菓子や駅名標キーホルダーなどの記念グッズも販売。同支社は「SL銀河を利用し、宮沢賢治の世界観と沿線の魅力を楽しんでほしい」と呼び掛けている。

 SL銀河は1940年から約30年にわたり山田線などで活躍した後、盛岡市の県営運動公園内に保存されていた車両を復元し、2014年4月に運行を開始。5年間で上下310本を運行し、延べ約4万5000人が乗車した。

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