特殊詐欺で290万円被害 奥州 融資会社職員語る
奥州署は3月29日、奥州市内で会社を経営する一関市内在住の40代男性が、融資のための保証金名目で、現金約290万円をだまし取られる特殊詐欺被害に遭ったと発表した。
同署によると、2月16日ごろから同20日ごろまでの間、男性が経営する会社のファクスに「中小企業経営強化資金」とする融資の案内が届き、運営資金に困っていた男性はこれに申し込んだ。
すると融資会社の職員を名乗る男から男性の携帯電話に連絡があり、「融資を受けるには保全供託金が必要」などと言われた。信じた男性は、両市内で複数回に分けて現金を指定された口座に振り込んだものの、その後融資会社と連絡が取れなくなったことから、詐欺が発覚したという。