一関・平泉

浄土庭園 雪景色に 一関地方 冬へ逆戻り

小雪が舞う中、雪に覆われた浄土庭園を散策する参拝客=平泉町・毛越寺

 31日の一関地方は秋田沖に停滞する低気圧や気圧の谷の影響で前日夕方から雪模様となり、最高気温は千厩で5・6度、一関では2月上旬並みの3・8度(ともに盛岡地方気象台調べ)までしか上がらず、冬に逆戻りしたかのような肌寒い一日となった。積雪も一関で最大7センチを記録し、厳美町祭畤では降り始めからの23センチを含み一時46センチにまで達した。

 平泉町の毛越寺(藤里明久貫主)では浄土庭園が一面季節外れの雪に覆われ、参拝客が肩をすぼめながら小雪が舞う境内を散策。栃木県から家族と訪れた女性(54)は「もう4月になるのに朝起きたら雪景色で驚いた。雪の庭園も水墨画のようできれい」と語り、記念写真に収めていた。

 同気象台によると、1日も気圧の谷の影響で明け方まで雪の降る所が多いが、その後は曇りや晴れとなる見込み。

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