県内外

JALが「岩手月間」 機内誌・食で魅力アピール

岩手の魅力発信に連携する(左から)達増知事、JALの大川副会長ら
震災復興 側面支援

 日本航空(JAL)は、4月を「岩手月間」として本県のPR活動を集中的に展開する。機内誌や機内食などで岩手の魅力を発信。ラグビーワールドカップを今秋に控えた釜石市など沿岸被災地を中心に岩手尽くしで震災復興を側面支援する。

 2011年に始めた地域との連携企画の一環。3カ月単位で広域を対象とした内容を改め、「新JAPAN PROJECT」として各地の歴史や文化、自然、グルメなどを月単位で紹介する。

 機内誌「SKYWARD」の日本語記事で釜石市の魅力と復興する姿を、英語記事で浄土ケ浜など宮古市周辺を特集。機内ビデオでも旅人目線の「ニッポン歩いて新発見!」を上映する。

 機内食は、田野畑村のフランス料理店「ロレオール田野畑」の伊藤勝康オーナーシェフが監修。羽田空港を発着する国内4路線のファーストクラスの夕食に提供する。

 盛岡市内のホテルで3月29日にJALと県が共同会見。前沢牛や南部かしわなどをメインに新巻きザケやワカメ、山ブドウなど山海の幸を使った洋食メニューを披露した。

 試食した達増拓也知事は「岩手の食の総合力を感じる」と満足顔で語り「今年は大きな人の流れを生み出す1年になる。多くの人に岩手を知ってもらい、魅力に触れ、足を運んでほしい」と期待を込めた。

 JALが本県を特集するのは13年の北リアス線沿線、17年2月の花巻・平泉に続き3回目。同社の大川順子副会長は「何度訪れても興味が尽きることのない岩手の魅力を広く内外に発信して地域の活性化を応援したい」と話した。

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