一関・平泉

花咲くにぎわい 春の花泉互市開幕【一関】

花泉駅前中央通りを歩行者天国にして開幕した春の花泉互市

 春の花泉互市(花泉中央振興商店街協同組合主催)は1日、一関市花泉町のJR花泉駅前中央通りを歩行者天国にして始まった。初日から多くの人が詰め掛け、新鮮な果物や野菜をはじめ、花苗、農具などを買い求めている。3日まで。

 同市をはじめ、遠野市や宮城県などから約80の露店が参加。昔ながらの竹細工のほか、手打ちの包丁、色鮮やかな花々、アクセサリー、たい焼き、海鮮焼き、漬物など多彩な商品が並び、中には行列ができるほど人気を集める露店もあった。

 来場者は品物を手に取り、「これ、いくら」「もっと大きな包丁はない」などと店員との会話も楽しみながら品定めしていた。春休みということもあり、親子連れや小中学生の姿も多く見られた。

 夫婦で訪れた同町金沢の菅原キエさん(79)は「のりとつくだ煮を買いに毎年来ている。人気があるので、午前中に来なければ売り切れてしまう。(花泉互市は)にぎやかな雰囲気が好き」と話していた。

 花泉互市は藩政時代の物々交換が始まりとされ、春と秋の年2回開催されている。伊藤満明組合長は「雨が降ったせいか、今年はちょっと来場者が少ないように感じる。まだ2日間あるので、多くの人に足を運んでほしい」と来場を呼び掛けている。

 時間は午前9時30分~午後4時30分。会場周辺には臨時駐車場もあるが、混雑が予想されるため同組合では乗り合わせか公共交通機関の利用を呼び掛けている。

 問い合わせは同組合の実行委員会=0191(82)2432=まで。

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