花巻

賢治、ゴッホ 共通点は イーハトーブ館 写真、図版資料を展示【花巻】

注目を集めている企画写真展「賢治とゴッホの原風景」

 企画写真展「賢治とゴッホの原風景~賢治は手帳と鉛筆を、ゴッホは画材を携えて」は、花巻市高松の宮沢賢治イーハトーブ館で開かれている。大阪国際大名誉教授で大阪府富田林市在住の松田司郎さん(77)が、自ら撮影した写真や図版資料などを展示。賢治とゴッホが文学と絵画で表現した作品世界、その類似性や精神性が、松田さんの写真を通して鮮やかに示されている。6月30日まで。

 松田さんは第12回(2002年)宮沢賢治賞受賞者で、研究誌「ワルトラワラ」発行などに携わる。賢治を解くカギとして画家ゴッホと心理学者ユングを挙げ、探究を深めている。同館では19年ぶりの展示会開催という。

 展示は写真や図版など約60点。多くのパネルは「光」「色彩」「花」といった主題の下で撮影された写真と賢治の文章、ゴッホの書簡や絵画資料をまとめて構成され、それぞれのキーワードで両者の本質的相似、その研究成果が説明されている。

 松田さんは「賢治とゴッホが文学と絵を通して世界の本質を表現していることを、イーハトーブの自然風景を通して示す展示。どちらも人間の素朴な感情を作品にしている。明るい部分しか見られない人もいるが、本当の世界は光と影でできている。賢治さんはそのことを良く知っていたのだと思う」などと、同展に寄せる思いを語っている。

 午前8時30分~午後5時。入館無料。期間中無休。問い合わせは同館=0198(31)2116=まで。

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