奥州・金ケ崎

日高火防祭をPR 29日本祭【奥州】

29日に本祭が行われる日高火防祭をPRする厄年連メンバーら
キャラバンが来社

 29日に本祭が行われる日高火防(ひぶせ)祭のPRキャラバンが3日、岩手日日新聞社水沢支社を訪れ、平成最後の火防祭に向け「屋台9台による迫力あるそろい打ち、相打ちをぜひ見てほしい」とアピールした。

 同日は奥州水沢42歳厄年連「輝馬伝(こうまでん)」・祭典実行委員長の及川哲伸さん、同・振付部副部長の佐藤綾さん、奥州水沢25歳厄年連「颯亥迅(ふういじん)」・総括の滝川大熙さん、同・副創作局長の小野寺冬美さん、市商工観光部商工観光課の及川航平さん、市観光物産協会の渡邊健次さんが訪れた。

 祭典テーマを「疾駆伝風(しっくでんぷう)」とした42歳厄年連の及川さんは「元号が変わっても先輩や地域の人たちから受け継いだ伝統を次の世代に引き継ぎたい」とし、「今回は『ウォウウォウしようぜ』と呼び掛ける。なんだろうねと思って興味を持ってもらい、見に来た人とともに盛り上がりたい」と演舞への思いを語った。

 25歳厄年連のテーマは「英姿颯爽(えいしさっそう)」。滝川さんは「英雄のように堂々とした姿で祭りを盛り上げたい」と意気込み、「若さを生かした大きめの振り。130人全員でそろえる掛け声」と見どころを語る。

 また同市の及川さんは「大きなはやし屋台の上の部分を動かす『屋台振り』、『揃(そろ)い打ち』『相打ち』の迫力は圧巻」と華麗な屋台の迫力ある競演を祭りの魅力として強調していた。

 同祭は300年以上の歴史を誇る火防祈願祭。三味線や太鼓を奏でる女の子が乗ったはやし屋台が街を練り歩く。三味線、太鼓、笛による音曲は県無形民俗文化財。例年28日夕方から前夜祭、29日に本祭が行われている。厄年連は協賛出演し、祭りを盛り立てている。

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