一関・平泉
やまのめ桜まつり 名所復活へ願い込め 磐井川堤防で２１日 纏、太鼓演奏など多彩に【一関】
山目地区まちづくり協議会は、21日に「やまのめ桜まつり」を一関市の磐井川堤防（磐井聖観音像付近）で開催する。２０１８年に続き２回目となるイベントで、地元学生がパフォーマンスなどを繰り広げて花見シーズンを盛り上げる。
当日は午前11時に開会。市消防団が纏（まとい）や木やりの演技を、一関工業高等専門学校のよさこいチーム「舞童（ぶどう）」が踊りをそれぞれ披露する。さらに、臼ときねを使った子供向け餅つき体験が行われる。
フリータイムを挟み、いずれも市内の磐井中学校合唱部、一関修紅高校音楽部、県立一関第二高校太鼓道場部が出演する。午後２時に閉会する。
会場には飲食の屋台が並ぶほか、射的や釣り遊びなどを楽しめる子供向けコーナーや、消防車との写真撮影コーナー、先着10人に応じる似顔絵コーナーが設けられる。
磐井川堤防は長年、花見の名所として市民に親しまれてきた。桜並木は国土交通省による堤防改修工事のため伐採されたが、切り倒す前に採取された枝先から苗木が育成され、磐井川沿いへの植樹が進められている。
同まつりは桜並木の再生を願いながら、地域資源を生かして世代間交流を図ろうと昨年初めて催された。同協議会地域づくり支援員の小笠原あいさんは「前回は天気が良かったこともあって８５０人ほど来場した。今回は一関高専生と一関修紅高生が初出演するほか、子供向けコーナーを高校生ボランティアが手伝ってくれる。中身がぎゅっと詰まった時間になると思う」と話している。
小雨決行、雨天中止。問い合わせは山目市民センター＝０１９１（２１）２１０４＝へ。
