奥州・金ケ崎

種蒔桜 宵に映え 江刺梁川 29日までまつり【奥州】

ライトアップされ、見物客を魅了している梁川のエドヒガン「種蒔桜」=奥州市江刺梁川

 獅子・ほたるの舞う里梁川地域協議会(小澤祐耕会長)は、奥州市江刺梁川の「梁川のエドヒガン『種蒔桜(たねまきざくら)』」で、29日までさくらまつりを開催している。期間中ライトアップを行っており、漆黒に浮かび上がる夜桜の光景が来訪者を魅了している。

 種蒔桜は「花を咲かせ、苗代に種をまく時期を知らせる」と昔から地域で親しまれてきた古木で幹回り5・7メートル、高さ約15メートル。推定樹齢は400年で、市天然記念物に指定されている。

 同まつりは地元の同協議会が主催して例年実施。期間中の日没から午後9時までの時間にライトアップを行っており、地区民や車で訪れた地区外からの見物客が、光に照らされて華やかに咲き誇る種蒔桜を眺めている。

 近隣地区から訪れた及川美代子さん(55)=同市江刺梁川=も、スマートフォンで桜を撮影しながらじっくりと観賞。「見ていると癒やされる。青空もいいが、夜の暗い時もまた格別。地元の誇りだ」と語っていた。期間中、会場では午前9時30分から午後4時ごろまで地元の女性らによる手作り菓子や農産物などの特産品を販売。また、28日午前11時ごろから梁川2区こども獅子躍(おどり)の演舞、最終日の29日は午前11時ごろから栗生沢神楽が上演される。

 会場は県道玉里梁川線の栗生沢バス停から約1・5キロ東側に位置。ライトアップは雨天の場合、中止する。

地域の記事をもっと読む

奥州・金ケ崎
2024年5月18日付
奥州・金ケ崎
2024年5月18日付
奥州・金ケ崎
2024年5月18日付
奥州・金ケ崎
2024年5月18日付