北上・西和賀

幡竿竜頭 見上げる高さ 市立博物館 3メートル超、原寸大で復元【北上】

復元された幡竿竜頭。原寸大で高さを表現している

 北上市立花の市立博物館は、展示している国指定重要文化財・銅竜頭をつるす幡竿(ばんかん)を作製した。高さ3メートル超で原寸大の「幡竿竜頭」として復元。来館者に具体的な高さと使用方法を分かりやすく紹介している。

 銅竜頭は平安時代中期、盛大な庭儀をしていた発展期の国見山廃寺を象徴するもので幡竿のつり下げ金具。国内に現存する幡竿の竜頭金具としては最古の資料とされ、同時代の優れた金工品として重文に指定。同館で4頭を常設展示している。

 ただ、銅竜頭のみの展示では幡竿の竜頭金具としてはイメージしづらい状況。同館ではこれまで、3Dプリンターで作製した原寸大の竜頭と小型の幡竿で説明していたが、今回原寸大の大きさで復元した。

 竜頭は高さ25センチで、いわてデジタルエンジニア育成センター(同市)が作製。幡竿は県建築士会北上支部が以前作製した復元図を基に高さ3・66メートルとし、業者に作製を委託した。

 幡竿はPR用のため北上市のロゴマークなどが入る。竜頭には本物とは異なり合成樹脂や金属管で着色したが、来館者が実際の大きさを実感できる。北上展勝地さくらまつり(6日まで)に合わせて設置したが、終了後も常設する。

▲北上市立博物館で常設展示している国指定重要文化財の銅竜頭

 渋谷洋祐館長補佐は「銅竜頭は大変精巧に作られ、当時としてはものすごく高い技術だった。まずは本物の銅竜頭を間近で見てもらい、その上で幡竿竜頭で高さを実感してもらいたい」と話している。

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