奥州・金ケ崎

令和初日 晴れて100歳 4時代生き節目 千田コノエさん 「世界平和」へ思い【金ケ崎】

家族に囲まれ、「令和」スタートの1日に100歳の誕生日を迎えた千田さん(前列中央)

 新元号「令和」が始まった1日、金ケ崎町西根北蟻ケ沢の千田コノエさんが100歳の誕生日を迎えた。家族の祝福を受けたほか、髙橋由一町長らも駆け付けて記念品などを贈呈。大正、昭和、平成を生き抜き、新たな時代に節目を飾った千田さんの健康長寿を喜び合った。

 髙橋町長は町の長寿祝い品の座布団と花束を千田さんに手渡し、「これからも元気で長生きを」と呼び掛けた。町社会福祉協議会の小野寺正徳会長、町老人クラブ連合会の柴田次男会長も記念品を贈った。

 千田さんは用意した手紙を読み上げ「大正8(1919)年に生まれ、昭和、平成と生き、その中にはつらい戦争もあった。ここまで頑張ってこれたのも家族のおかげ」と感謝。「きょうから令和の時代が始まった。世界が平和になるように祈る」と新たな時代への思いも語った。

 千田さんは同町生まれ。16歳の頃に栄松さん(故人)と結婚し、2男を授かった。孫5人、ひ孫7人、やしゃご3人にも恵まれた。現在は、長男勝郎さん(82)夫婦と孫家族との6人で暮らす。

 勝郎さん、妻ヨシコさん(78)らによると日常生活は自力で行い、マグロの刺し身や焼きサケなどが好物。花が大好きなほか、日ごろはテレビで相撲などを楽しんだり、新聞の記事をノートに書いたりしているという。勝郎さんは「今の状態で、元気で長く生きてもらえれば」と話していた。

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