花巻

ストリートの魅力体感 北日本ハンドフェス 9道県、37チーム出場【花巻】

子供から大人までプレーを楽しんだ「北日本ストリートハンドボールフェスinはなまき」

 気軽で安全に楽しめるストリートハンドボールの魅力を発信するイベント「2019北日本ストリートハンドボールフェスinはなまき」は1日、花巻市松園町の市総合体育館で開かれた。幅広い年代の愛好者、初心者がゲームや多彩な催しを通じて交流し、競技に親しんだ。

 2月に設立された日本ストリートハンドボール連盟による初の主催イベント。当初は日居城野運動公園芝生広場でも試合を予定していたが、悪天候の影響で同体育館でのみ行われた。競技型のキッズ(6~8歳、8~10歳)、ユース(10~12歳、12~14歳)、ジュニア(14~18歳)、ゲスト&交流型の学生・一般、ファミリーなど各カテゴリー合わせて9道県から37チームが出場した。

 4人制で軟らかいボールを使うストリートハンドボールは、▽ドリブル禁止▽スローオフ後は味方全員でパスを回す▽シュートした人は控えメンバーと交代する―など通常のハンドボールとルールが一部異なる。軽快な音楽が流れる中、各コートで熱戦が繰り広げられ、花巻クラブJr.の髙橋昂晟君と武藤悠太君(ともに若葉小学校5年)は「最初はルールの違いに少し混乱したけど、大体覚えた後は楽しかった。またやってみたい」と笑顔を広げた。

 このほか、車いすハンドボールの体験や2018年ジャパンカップ日本代表の石立真悠子選手によるトークイベント、ヨガのワークショップ、各種フードマーケットなどの企画があり、ハンドボールファンや関係者、親子連れら400人以上が訪れてにぎわった。

 11月から熊本県で開かれる女子世界選手権大会のPRも兼ねており、同連盟県支部の中島昭博支部長は「大勢の方に参加していただいたこの勢いを、南へと発信したい。今年はストリートハンドボール元年でもある。今後は競技を楽しむだけでなく、地域活性化のツールとして浸透を図っていきたい」と話していた。

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