花巻

伝統の舞 ファン魅了 早池峰岳神楽 勇壮華麗な12演目披露【花巻】

約200人が伝統の舞を楽しんだ「早池峰岳神楽公演~桜の舞~」

 「早池峰岳神楽公演~桜の舞~」(岳神楽保存会、花巻市教委主催)は5日、同市大迫町内川目の大迫郷土文化保存伝習館(早池峯岳神楽伝承館)で開かれ、勇壮華麗な舞が会場を埋めた神楽ファンを魅了した。

 同施設は同保存会(小国朋身会長)の冬場の稽古などに活用され、公演は1日の今シーズンの開館に合わせて行われた。

 同保存会の13人が出演し、午前中は「鳥舞」を皮切りに「三番叟」「岩戸開」といった式舞を披露。昼食を挟んで五穀の成り立ちを語り舞う「五穀」や早拍子の勇ましい荒舞「諷誦」、優雅な舞から一転して激しい戦いの場面に変わる「三韓」、締めくくりの「権現舞」など合わせて12演目が繰り広げられ、市内外から訪れた約200人が伝統の舞いに見入った。

 同市南万丁目の浅沼清彦さん(72)、美代子さん(70)夫妻は「体の中まで響いてくる太鼓のリズムが魅力。舞台が近くて迫力があった」と堪能。小国会長は「神楽は農業との結び付きが強い。令和の豊かな実りと、穏やかな時代になることを願う」と話していた。

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