北上・西和賀

西和賀のうま味凝縮 西わらび入り蕎麦販売 喉越し、風味にこだわり

西和賀産業公社が開発、発売した西わらび入り蕎麦

 西和賀町の第三セクター西和賀産業公社(代表取締役社長・細井洋行町長)は、「西わらび入り蕎麦(そば)」の発売を始めた。町特産のワラビをブレンドした、喉越しの良さと風味豊かな味わいが特徴の乾麺。西和賀のこだわりが詰まった土産品として売り出している。

 西わらび入り蕎麦は、西和賀の特徴を生かした商品として同社が約1年かけて開発。同町産のそば粉と県産小麦「銀河のちから」に、とろとろとした食感と粘り気が自慢の西わらびを特殊加工でパウダー化し、つなぎとして練り込んだ。

 西和賀で育てられた地鶏「南部かしわ」でだしを取ったつゆ付きで、鶏がらのこくとうま味を凝縮させた。同社によると、発売前の試食販売では「麺の喉越しが良い」「スープがおいしい」と好評で、大型連休中も土産品として多くの観光客が買い求めたという。

 同社商品開発・調理指導担当部長の相沢和広さんは「西和賀の特産である西わらびを練り込んだことで、今までにない喉越しと食感の麺が生まれた。地元のソバ、地鶏と融合した新商品として町内外の皆さんに味わっていただきたい」とアピールしている。

 1袋(2人前、180グラム入り)税込み540円。町内の道の駅錦秋湖や湯夢プラザで販売中で、今後販路を拡大していく。問い合わせは同社=0197(82)2211=へ。

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