一関・平泉

岩手によく来たケロ 県観光協 一ノ関駅で修学旅行生歓迎

修学旅行のためJR一ノ関駅に到着した東京都練馬区立開進第二中生と出迎える本県関係者

 県観光協会は7日、修学旅行で来県した東京都の中学生一行をJR一ノ関駅で出迎え、関係機関・団体と共に歓迎した。5月は関東方面の中学校計4校を同様に出迎える予定で、岩手と東北地方の魅力を発信して再訪に結び付けたい考えだ。

 同日来県したのは東京都練馬区立開進第二中3年生164人で、新幹線で到着。同協会と県南広域振興局、一関市、平泉町、同駅の職員約30人が出迎え、「ようこそ! 世界遺産の町平泉へ」などの横断幕を掲げた。

 中学生は歓迎ぶりに驚きながら、世界遺産平泉PRキャラクター「ケロ平(ひら)」とハイタッチしたり、職員に会釈したりして喜んだ。見送りを受けながら大型バスで出発し、最初の見学地である中尊寺に向かった。9日までの日程で宮城県南三陸町、大崎市なども巡る。

 同様の出迎えは開進第二中のほか、28日までの間に東京都西東京市立田無第四中、神奈川県横須賀市立浦賀中、同市立岩戸中に行われる。このうち浦賀、岩戸の2校は県東京事務所を中心とした誘致活動が実り、今年で実施2年目となった。

 同協会によると、本県での修学旅行は東日本大震災の影響で一時落ち込んだが、世界遺産「平泉の文化遺産」や震災学習への関心もあり、近年は微増傾向という。高橋健志部長代理は「生徒数が減っているとはいえ、修学旅行は市場で大きなシェアを占めている。修学旅行での思い出が大人になってから東北に再訪するきっかけになってほしい」と期待している。

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