錦秋湖と周辺施設PR あすから満喫プラン 目玉は水上散策ツアー【西和賀】
西和賀町の湯田ダムビジョン推進協議会など関係機関は、11日から錦秋湖と周辺施設をPRする「錦秋湖満喫プラン」を実施する。水没林を巡る水上散歩ツアーに加え、ランチと温泉入浴がセットになった期間限定の企画。自然や食など魅力あふれる西和賀の資源を町内外に発信する。
錦秋湖の自然を活用し、観光に役立てながら、地域を元気にしようと同協議会と西和賀産業公社などの関係機関が連携し企画。
プランの目玉は、パドルスポーツのSUP(スタンドアップ・パドルボード)で錦秋湖をクルージングする水上散歩ツアー。雪解け水でダム湖の水位が上がり出現する水没林の中をゴム製ボートに乗って散策する。
SUP体験者特典としてランチと温泉がセットになったメニューも用意。道の駅錦秋湖、湯夢プラザ、レストハウスゆのさわ、結ハウスの町内4カ所のいずれかの指定メニューと温泉施設1カ所をお得に利用できる。
同プランは6月2日まで。SUP体験は1人乗り中学生以上6000円、体験後のランチと温泉のセットは1000円。
問い合わせは同プラン実行委員会の佐藤克行さん=080(6002)5431=へ。

西和賀町の錦秋湖でプレス向けに開催された水没林SUP体験会に参加した。初体験の水上アクティビティーでは、熱帯地域のような光景が広がる湖の上から、雄大な自然との一体感を楽しむことができた。
SUPはゴム製のサーフボードに立ち乗り、パドルをこいで水上を移動するスポーツ。地域資源を生かしたアクティビティーとして注目を集め、錦秋湖でも今シーズンから本格的にツアーを始めることになった。
体験会ではインストラクターの佐藤克行さんから基本操作のレクチャーを受け、いざ水の世界へ。初めは水中に落ちないよう姿勢を安定させるので精いっぱい。意を決して両足でボードの上に立ってみると、驚くほど視界が開けた。パドルを慎重に操り、エメラルドグリーンの湖面を進みながら新緑の木々が立ち並ぶ水没林の中をくぐり抜けた。
空を仰ぐと水没林からの木漏れ日が幻想的。パドルをこぐたびに爽やかな水音としぶきが上がり、ヒーリング効果も満点だ。あっという間に時間が過ぎ、終盤は自分のペースで水上を散策することができた。
余談だが、翌日は腕や太ももが筋肉痛に見舞われた。運動不足解消にもいいかもしれない。
(中部支社・阿部安希子)