北上・西和賀

残雪に新緑映え 夏油温泉開き 安全祈願し鬼剣舞奉納【北上】

勇壮な鬼剣舞が奉納され、観光客の安全などを祈願した夏油温泉開き

 北上市和賀町岩崎新田の夏油温泉で17日、2019年度の温泉開きが行われた。神事や鬼剣舞奉納を通じ、今年1年間の観光客の安全と温泉の繁盛を祈願。残雪と新緑が映える中、本格的な温泉シーズンを告げた。

 夏油温泉開発連絡協議会(会長・髙橋敏彦市長)が主催。関係機関や一般市民約50人が参加した。

 神事では髙橋市長らが玉串をささげ、岩崎鬼剣舞が「一人加護」を奉納。勇壮な演舞で温泉開きに花を添えた。

 髙橋市長は「東日本大震災で観光客が大変落ち込み、その後も大雨による道路閉鎖や大雪による(夏油三山の一つで経塚山に通じる)トラス橋の落橋など大変な試練に見舞われながらも、年々少しずつ回復しつつある。トラス橋も8月着工、今年中に完成予定のようだ」と報告。「最近は全国の皆さんが自然や古い温泉を取り入れたライフスタイルを楽しむ流れだけに、大いに期待しみんなで夏油温泉を盛り上げたい」と力を込めた。

 同温泉に通じる県道夏油温泉江釣子線の冬季閉鎖区間(5・8キロ)は2日に開通し、元湯夏油と夏油温泉観光ホテルも同日から営業を開始。元湯夏油を運営する夏油温泉の髙橋京悦常務取締役は「4日までは宿泊客も多く、県外の方も結構来てくれた。今年は釜石でのラグビーワールドカップのお客さんに期待したい」と話した。

 市によると夏油温泉の入り込みは震災前は年2万人超だったが、震災後は1万人を割り込んだ。近年はやや回復し、18年は約1万2700人だった。

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