北上・西和賀

ワラビ園、今季営業スタート 特産の味食べに来て【西和賀】

収穫期を迎えた西和賀町の特産「西わらび」。今季オープンした町内のつきざわワラビ園では収穫体験を楽しむ人でにぎわっている

 西和賀町の特産「西わらび」が収穫期を迎え、町内の体験ワラビ園では2019年シーズンの営業をスタートした。観光客が独特の食感や粘り、風味に定評がある町産ワラビの収穫を楽しんでいる。

 町内には体験ワラビ園がつきざわワラビ園(槻沢)と沢内天然ワラビ園(沢内字貝沢)の2カ所あり、町産ブランドの西わらびを売りにし、毎年多くの観光客でにぎわっている。

 このうち、開園12年目を迎えたつきざわワラビ園は、農産物の生産・加工・販売などを手掛けるやまに農産が休耕地を利用して今季は2・2ヘクタールで栽培。春先の低温で例年よりやや遅いものの、生育は順調という。オープン初日の21日はあいにくの雨天となったが、県内外から十数人の予約客が足を運んだ。訪れた人たちは農園内で20センチほどに伸びたワラビをかごがいっぱいになるまで摘み取っていた。

 やまに農産の髙橋医久子代表取締役は「体験農園は西わらびのおいしさをたくさんの人に分かってもらい、交流人口を増やしたい思いから始めた。すがすがしい自然の中で新鮮なワラビの収穫を楽しんでほしい」とPRしている。

 つきざわワラビ園の営業期間は6月30日まで。月曜休園で日曜以外は予約が必要。入園料は大人1300円、小学生500円。問い合わせは同園=080(8209)7124=へ。

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