一関で33・8度 今季初の真夏日
26日の一関地方は高気圧に覆われ、南から暖かい空気が入った影響で朝から気温が上がり、最高気温は一関で33・8度、千厩では32・9度(ともに盛岡地方気象台調べ)と今季初の真夏日となった。猛暑日(35度以上)とはならなかったが、5月の気温としてはどちらも観測を始めてからの最高記録を更新した。
一関市街中心部では、強い日差しが照り付け高温になった路面に暖められた大気が屈折し、水たまりがあるように見える「逃げ水」と呼ばれる蜃気楼(しんきろう)現象が現れ、道行く人も夏本番を思わせる熱気にハンカチで汗をぬぐいながら足早に歩みを進めていた。
同気象台では27日も高気圧に覆われて晴れる見込みで特に熱中症の危険が高くなることから、暑さを避け、水分をこまめに補給するなど十分な対策を呼び掛けている。