花巻
プロレスの魅力存分に 三又ＧＭ花巻興行 古里トークも披露
花巻市出身でお笑い芸人の三又又三ゼネラルマネジャー（ＧＭ）＝オフィス北野＝が率いるプロレスリングＺＥＲＯ１の花巻興行「バカチン生誕祭」は26日、同市大通りのなはんプラザで行われた。観衆が迫力満点の試合と三又さんの「古里トーク」を楽しみ、プロレスの魅力を満喫した。
三又ＧＭが「少年時代を過ごした地元・花巻で52歳の誕生日（27日）を迎えたい」と思い立ち、実現した興行。子供から大人まで約２７０人が会場に足を運び、ほぼ満員の熱気の中で４試合が行われた。
どの試合も場外乱闘やテンポ良い攻防、華麗な空中戦などプロレスの面白さを凝縮したような構成。レフェリーを務める傍ら、リング上で古里の友人とエピソードを語った三又さんは「こんなにたくさん（の人が会場に）入ってくれるとは思わなかった。これからもＺＥＲＯ１を盛り上げていきたい。花巻の皆さん、本当にありがとうございました」と涙声で感謝し、観衆の感激を誘っていた。
古里の子供たちにプロレスを通じ夢を与えたい－との三又さんの意向で、会場には中学生50人が招待された。市立花巻中の桐野光さん（14）は「プロレス観戦は初めてだが面白かった。何回倒れても起き上がってくるのがすごい。機会があったらまたプロレスを見たい」と心揺さぶられた様子だった。
