一関・平泉
陽光浴び輝く宰相 花と泉の公園 シャクヤク見頃【一関】
「ぼたん・しゃくやく祭り」（６月２日まで）を開催している一関市花泉町老松の花と泉の公園で、シャクヤクが美しい花を付け園内を彩っている。約40種、３０００株が植えられており、色とりどりの大輪が来園者を魅了している。
同園では現在、淡い桃色の花びらが重なり合う「たわむれ」をはじめ、真っ赤な大輪の「アメリカ」、白い花びらがあでやかな「サラベルナール」などが見頃を迎えている。
ボタンが「花の王」と称されるのに対し、「花の宰相」とたたえられるシャクヤク。強い日差しを浴びて咲き誇る優美な姿に、来園者は目と心を癒やしたり、携帯電話やカメラで撮影を楽しんだりしている。
宮城県登米市から夫婦で訪れた男性（78）は「ボタンに負けない美しさ。甘い香りも良く、見ていて飽きない。園芸が趣味なので、来年は自宅でも育ててみたい」と笑顔を見せていた。
同園の佐藤幸貴牡丹管理主任は「ここ数日で気温が一気に上がったが、今年の花の付きはまずまず。例年通りきれいに咲いている。遅咲き品種もあるので、ぼたん・しゃくやく祭りの期間中は楽しめる」と話している。
開園時間は午前９時～午後５時（最終入場４時30分）。入園料は一般が５００円、小中学生は２５０円。
問い合わせは同園＝０１９１（８２）４０６６＝へ。
