奥州・金ケ崎

おいしい野菜お届け JA江刺 関東向け出発式【奥州】

出荷本格化に向けて行われた江刺野菜出発式

 JA江刺(小川節男組合長)の野菜出発式は28日、奥州市江刺岩谷堂の歴史公園えさし藤原の郷で行われ、関東方面に向けたキュウリなどが出荷された。キュウリ、トマト、ピーマンの三本柱をはじめとする野菜の出荷は6月上旬に本格化する。

 出発式には生産者をはじめ、同JA、行政、市場の関係者合わせて180人ほどが出席。同JAの小畑武雄専務が「部会が中心となって市場に安定供給することに取り組んでもらい、作って良かったと思えるシーズンにしたい」、及川貢野菜部会長は「天候に恵まれ、野菜は順調に育っている。キュウリ、トマト、ピーマン、ミニトマトの露地の収穫が始まるこれからがわれわれの季節。頑張ろう」とあいさつ。

 来賓祝辞などに続いて、テープカットや輸送に当たる岩手物流運輸の寺長根正美社長への花束贈呈が行われ、出席者が盛んな拍手を送って出発を祝った。同日は関東向けにキュウリ4・5トン、県内に向けにキュウリ2・4トン、トマト600キロ、ピーマン200キロなどが出荷された。

 同JAの江刺野菜は、257人でつくる野菜部会がこだわりを持った品質で京浜市場を主体に供給。同JAでは即日出荷による品質管理を徹底し、早ければ翌日に消費者に届けられるという。

 今年度の目標は、数量2291・3トンで販売金額7億6500万円。露地の葉菜としてネギを奨励していることもあって葉菜は数量で前年度比60%増、販売金額33%増を目指している。

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